教具について

 当教室では30分間ピアノの椅子に座りっぱなしのようなレッスンは行いません。
30分間の中で子どもたちの集中力が切れないよう、楽しみながらいろんな項目をこなしていきます。
その中の一例を紹介させていただきます。

まずはリズム積み木。
これはみんな大好きな道具です。
この積み木、いろんな使い方ができて本当に優秀です。
先生の叩いたリズムを並べる、生徒に自分で考えたリズムを並べてもらう、裏が休符になっているので、裏返して休符のリズムを交えてたたく、新曲の際に、その曲のリズムを並べてみる、などです。
また、予め生徒のよく知っている言葉の絵カードを作っておき、(お花やおやつ、のりものなど)その言葉のリズムを並べるゲームも人気です。

 これは井上幸子氏著書の『るんるんリトミック』から、拍子電車のページです。
私はこれをラミネートし、リズムカードをそれぞれの拍の中にいれてもらう遊びをしています。
拍子についてあまり理解できていなかった生徒もこれを使うと、どのリズムが一拍なのかが分かるようになります。3拍子、2拍子もあります。

こちらも先ほどの『るんるんリトミック』から、和音の種類を理解するために使うカードです。
和音には明るい和音、悲しい和音、不気味な和音、不思議な和音、など様々な種類があります。それらを難しい言葉や理論で覚えるのではなくこのカードを使うことでゲーム感覚で取り組めます。
理論や言葉は和音に対する興味がわいてから伝えるとすぐに覚えてくれます。

これは手作りの音符読み表と記録カードです。左の音符読みは家での宿題で、一週間のうち三回、タイムを保護者に測ってもらいます。レッスンでは音符カードを使って何秒で読めるか挑戦します。レベル9まで用意しており、最後まで来るとピアノの鍵盤のほとんどの音を楽譜で読めるようになります。

これは先ほどの音符読みが終了した子が挑戦する和音カードです。
なかなか和音を理解するのは大変ですが、和音の音あてクイズと合わせながら、読むことも頑張ってもらいます。

これは指の形を整えるための百均で集めたグッズです(^^)
バーナムやハノンだけでは、脱力や力のかけかたを理解できない子にこのようなグッズが効果的です。
なぜ百均かというとお家でも手軽に取り入れてもらえるからです。

こちらは、音符の長さの仕組みを理解できる音符マンションです。永瀬礼佳先生の楽典ワークから真似させていただきました。
アイビスペイントでへたくそながら書いてみて、ラミネートしました( ^^) https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=823310

これは、リズム練習する際に使うカスタネットです。二つあるのは両手で違うリズムをたたくためです。ピアノは左右で全く違う動きをします。このトレーニンングはとても有効だと思います。

最後に、なかなか練習習慣がつかない生徒には、このような手つくり練習シートを渡しています。
一週間でやらなくてはいけない量を自分で把握してもらい、こなしていくという練習を長い時間かけて行います。

ここに挙げたのはほんの一例です。

30分間という短い時間の中で総合的な力をつけることが必要であるため、いろんな項目を取り入れています♪

レッスン内容

2023.1.31

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